伍段帳

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カメックス カップリング論争

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黎明期から最前線で活躍し続け、今もじわじわと評価を伸ばしているカメックス
ありとあらゆる水ポケモンを強化し、自身もまた旧裏屈指の速攻アタッカーであるという凄まじいカードです。
それ故に、「どのカードと組み合わせるのがベストか?」について未だに議論が交わされています。
筆者自身も、まだ正解と呼べそうなものには辿り着けていません。
そこで、今回は相方候補となりそうなカードについて、独断と偏見で考えていきたいと思います。


カメール(第一弾)(イントロ)
いきなり身内が出てきました。
これらはカメックスの進化ラインに組み込まれている中間進化ポケモンですが、アタッカーとしても馬鹿にできません。
イントロ版はマナカーブに沿っていて使いやすく、第一弾のものは逃げるコスト1かつ3エネ40点と中々に高水準。
ポケモン育て屋さん」を軸にする場合、余ったカメールを前に出して戦うのも効果的です。


・わるいカメックス
またもカメックス一族から。
こちらはカメックスの出せない70ダメージに辿り着くことのできる貴重な打点要員です。
コイン次第ですが「ロケットタックル」も思わぬ粘りを発揮してくれます。
「わるいカメール」を使う使わないに関わらずデッキ構築が歪みがちで、事故の元になりやすい点に注意。


・カスミのゴルダック
下のワザが注目されがちですが、アタッカーとしてもそれなりに光るものがあります。
重いデメリットも「あまごい」である程度カバーでき、「カスミ」「ハナダシティジム」といったサポートも充実。
流石にレインボーエネルギーは入らなさそうです。


ニョロトノ
新旧混合ルールの化け物。
旧裏ではプテラ(neo3)との組み合わせがメジャーですが、実は単体でもえげつないダメージを叩き出せます。
ベンチが足りない、コイン依存など、手放しで褒められるカードではありませんが、それでも中々の注目株です。
進化前がどれも優秀なのもポイント。


・カスミのニョロボン
これはむしろ進化前の方が強力なイメージがありますね。
とはいえ、ベンチへのダメージを確定で出せるのは立派な長所。
「スリープ(ロケット団)」などの有力サポートにも被害を及ぼしてしまうのが難しいところです。


ドククラゲ(化石)
最近になって注目され始めたカード。
数値こそ控えめですが、進化前後共々逃げゼロで、どくとこんらんをばら撒けます。
メノクラゲ(化石)が潤滑剤として優秀なので、こちらだけ採用している構築もあります。


ジュゴン(第一弾)
スタッツが優秀。
ギャラドス」でいいと言われてしまえばそれまでなのですが、こちらは進化前もステータスが高めです。


キングラー(拡張シート)
問題児。
確定80ダメージは水タイプのみならず旧裏全体で見ても優れたポイントなのですが、とにかくデメリットが重い。
必然的に「ディフェンダー」を多投することになるので、カメックス自体の場持ちもよくなるという副次効果が得られます。


キングドラ(neo1)(neo3)
一気にデッキが重くなってしまいますが、やはり弱点なしは優秀。
neo1版は殿堂ランクの都合上どうしても採用しにくい突風効果を、neo3版はエネルギー破壊ワザの中では最高打点を放てます。
進化前のタッツーはどれも逃げゼロ、「シードラ(neo1)」もかなりのハイスペックと至れり尽くせりです。
ポケモン育て屋さん」を経由すると「りゅうのいでんし」が弱体化してしまう点に注意しましょう。


・カスミのシードラ
救世主。コインを投げましょう。信じる者は救われます。
……真面目に書きますと、水タイプで90ダメージを出せる存在は他におらず、サブアタッカーとして見るならそんなに悪くない選択だと思います。
進化前も逃げゼロかつ煙幕系のワザを持っていて腐りにくいですし。


ギャラドス
スタッツお化け。
カメックスと弱点を分散でき、闘抵抗まで持っているという隠れた実力者。
進化前がとんでもなく弱いという弱点がありますが、「思い出させる」とのコンボに繋げることもできます。


・わるいギャラドス
全体的に物足りない数値ですが、「ファイナルビーム」に可能性を感じます。
1進化のサブアタッカーとして起用しつつ、相手エースを道連れにできると気持ちよさそうです。


・サカキのギャラドス
キングドラ(neo1)と同じく突風効果持ち。
こちらは弱点がある分1進化ポケモンなので、デッキスペースに余裕が生まれます。
「あらしをよぶ」も書いてあることは強そうですが、流石に厳しいでしょうか。
「サカキのコイキング」が地味に強い、「サカキの切り札」とのコンボがあるなど、中々に侮れない存在です。


フリーザー(化石)
始動の遅さを「あまごい」で補う、昔から定番の組み合わせ。
弱点なし、抵抗力持ち、打点も及第点と文句なしに見えますが、元来の重さが災いし、序盤に引いてしまうとかなり動きにくくなってしまいます。
とはいえ、たねポケモンでありながらそこら辺の進化ポケモンに迫るステータスを持っているのはやはり魅力。
初めてカメックスデッキを作る方はまずここから試してみて、そこから好みに合わせて変えていくのがいいと思います。


オーダイル(neo1)
2進化ライン。オーダイルといえば「ぎゃくりゅう」というイメージですが、こちらも思いの外攻撃的なテキストを持っています。
「まきこむ」「あばれんぼう」でカメックスをトラッシュしてしまう危険性もありますが、水タイプの中ではかなりのダメージが期待できる存在です。
オーダイル(PF1)」と組み合わせたアーキタイプ「ワニカメ」は古来より結果を残しているデッキ。
ですが、今組むとなるとどうしても殿堂ランクが足りなさそうです。


・わるいオーダイル
低耐久高火力と、わるいポケモンのお手本のようなカード。
ベイビィポケモンを無力化する「いあつ」は、地味に苦手な「ピチュー(neo1)」に対して有効です。
進化前の「わるいアリゲイツ」も、「バリヤード(ジャングル)」を捕まえるのに役立ちます。
かなりピンポイントメタな気配はありますが、これらのカードを咎めたいなら一考の余地がありそうです。


・ヌオー(neo3)
カメックスと弱点を分散するどころか、雷に対して抵抗力まで持っている恐ろしいカード。
ワザに必要なエネルギーが多く、逃げるコストも重めですが、エネルギーを剥がしながら攻撃できるのは偉いですね。
カメックスの苦手を補完する存在としては筆頭候補です。


イノムー(neo1)
こちらも雷抵抗持ち。
ヌオーよりもHPは高いですが、ベンチばら撒き攻撃が他ポケモンよりもやや貧弱。
「こおりつかせる」が決まった時のリターンが凄そうなので、人によってはこちらの方が好きかもしれません。


スイクン(neo3)(PF3)
主に殴れる壁としての運用。
neo3版は高確率で状態異常を撒けるのが優秀で、盤面の完成前後問わず時間を稼いでくれます。
PF3のものは逃げゼロポケモンの中でも比較的HPが高く、ワザもそれなりにいいものを持っています。
どちらも変わった特殊能力をもっており、思わぬ一撃を防いでくれることもあるので、使う際はよく確認しておくといいでしょう。


以上、長々と書いてみました。何か気になった組み合わせはありましたでしょうか?
ツッコミどころは多々あるかと思いますが、少しでも参考になれば幸いです。お読みいただきありがとうございました。