不思議なフライゴンの話

f:id:godan_note:20200303235811j:plain皆様はもう「ポケモンHOME」はダウンロードしただろうか。
今までに集めたポケモンを大量に保管できるだけでなく、ボックス内のポケモンを見知らぬ誰かとまとめて交換できる「ミラクルボックス」など、便利なサービスの揃った管理ツールだ。

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先日、このポケモンHOMEでおかしな出来事があったので紹介しようと思う。

 

いつものようにミラクルボックスで放流をしていると、あからさまな異物が紛れ込んできた。
なんと、マスターボールに入った個体が流れてきたのだ。
純朴な子供なら大喜びなのだろうが、筆者にとっては「勘弁してくれ」としか言いようがない。
皆様もお察しの通り、こんなところに放流されるマスボ個体なんてものは十中八九改造産だと相場が決まっている。
ポケモンに罪はないが、開封し次第さっさと野に帰ってもらおう。


6Vレックウザか、あるいは色違いアーゴヨンか。
何が出てきてもおかしくはない。
ボールの中に入っていたのは――

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フライゴンだった。
色も通常色だったが、これはアレだろうか。
理想個体で努力値も振ってあるとか、あるいは特性がノーガードだとか……。

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全然そんなことはなかった。
個体値もまちまち、努力値もバラバラ。
ドーピング剤が投与された痕跡すらない。
ほぼ間違いなく、そこら辺で捕まえ、そこら辺で育てたフライゴンだった。


身につけているリボンは、「ホウエンチャンプリボン」「シンオウチャンプリボン」「がんばリボン」の三つ。
シンオウ地方を経由していることから、リメイク版ではなくオリジナルのルビー・サファイア・エメラルドから連れてきたことがわかる。
第三世代のROMでは、野生のフライゴンが出現するバージョンは存在しなかったはず(ビブラーバなら「ポケモンコロシアム」に出現するが)
出会い頭にマスターボールまで投げてしまうとは、前の持ち主はよほどナックラーが好きだったのだろうか。


第三世代といえば、一つ思い当たる節があった。
かの有名な道具増殖バグだ。
筆者も幼少期はこれを使って「わざマシン26」を増やしまくったものである。
これでマスターボールを増殖し、図鑑集めか何かで手当たり次第捕まえた中にナックラーがいた。
その可能性はありそうだ。
とはいえ、本当にナックラー族愛好家かもしれないので、邪推はほどほどにしておく。


技構成もなかなか味わい深い。
過去作でしか覚えられない「はねやすめ」に加え、オメガルビーアルファサファイア以降に習得した「ドラゴンダイブ」も覚えている。
とりあえず連れてきただけでなく、現行の世代でも戦う機会があったのだろう。


どんな経緯であれ、前の持ち主はマスターボールを投げてもいいと思うくらいにはデザインを気に入り、最終進化するまで使い続けた。
何十年も前の製品から時を超え場所を超え、次の世代に連れて行き、レベル100になるまで育てた。
今でこそ持ち主の手から離れてしまったが、さぞかし大事に育てられていたのだろう。
なんてことない情報の集まりに、これだけ背景を想像する余地がある。
ポケットモンスターというゲームの歴史と奥深さを、改めて実感させられた。


18年前から来た謎のフライゴン
偶然とはいえ、送り込まれてきたからには以後筆者の手持ちとして戦ってもらう。
まずはガラルのチャンプリボンをつけに行くとしよう。