伍段帳

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エリウツビート~先攻ワンキルを添えて~

歌織の罠!?!?!?

 

新たなルール『ハレツー旧裏バトル』が追加されました。
サポート打ち切りから20年近く経っても未だに新ルールが増えるのは本当に意味がわかりませんが、ひとまずは喜ばしいことです。
今回はこのレギュレーションでデッキを作ってみたのでご紹介します。

 

なんといっても目を引くのは、ニコタマこと「無色2個エネルギー」が無制限なことでしょう。
いろいろと相性のいいカードはありますが、特に気になるのはやはり「エリカのプリン」。

ここ数年の現代旧裏の中でも、最もフルパワーに近い状態と言えます。
向こうも警戒しているのか、殿堂ランクが最高値まで引き上げられていますね。
この厄介モンスターを中心にデッキを組み立てていきましょう。

 

ポケモン:17枚
エリカのプリン★★★★★★★★
エリカのマダツボミ(LV.15) 3
エリカのマダツボミ(LV.13)
エリカのウツドン(LV.30) 2
エリカのウツドン(LV.26)
エリカのウツボット 3
ポリゴン(拡張シート)
エイパム(neo1)
ストライク(ジャングル)
ヤンヤンマ
グライガー(neo1)
ププリン(neo2)

・トレーナー:28枚
オーキドはかせ 4
ウツギはかせ 4
マサキ 4
エリカのお付き 4
ナツメの眼 2
夜の廃品回収 2
プラスパワー 4
学習装置 2
ワープポイント 2

・エネルギー:15枚
草エネルギー 11
無色2個エネルギー 4

※殿堂ランク:『ハレツー旧裏バトル』ルール
https://twipla.jp/events/517748

 

【やりたいこと】
エリプリ! ニコタマ! プラスパワー! 終わり!
1ターン目から50ダメージを叩き出し、ゲームを終わらせるのが狙いです。
場のポケモンを全て破壊された者は失格となる。
たた、それだけで勝てるほど簡単なゲームではないので、サブアタッカーを投入する必要があります。
今回は「エリカのお付き」のサポートを共有できる「エリカのウツボット」を採用しました。

 

【カード解説】
・エリカのプリン
宇宙最強カードその1。
初手に引き込んで場を蹂躙します。

 

・エリカのマダツボミ
エリカのウツボットを使うデッキは、エリウツで殴るものと殴らないものに大別されます。
今回はワンキルに失敗したときのアタッカーとして運用するので、エリウツで殴るデッキですね。
その場合、マダツボミは「ようぶんきゅうしゅう」を持つものをフル投入し、「学習装置」も絡めて前のめりに育てていくのが定石です。
しかし、このデッキでは無色2個エネルギーを多投していますので、エネルギーの色を問わない「へなへなタックル」の方を多く採用しています。
相手が水か闘ならワンチャンキル取れますし。

 

・エリカのウツドン(LV.30)
毒をばら撒ける上に打点も高い優等生。
鋼を相手にする際は特に重要となるカードです。

 

・エリカのウツドン(LV.26)
「かおりのわな」の成否に関わらずベンチを引きずり出せるのが偉い。
プラスパワーと合わせることでベイビィポケモンを狩り取れます。

 

・エリカのウツボット
宇宙最強カードその2。
たくさん並べてたくさんコインを投げます。

 

・ポリゴン(拡張シート)
エイパム(neo1)
ライブラリアウトへと舵を切る際に使うカード。
無色2個エネルギーのおかげで即座に起動できるのが偉いです。
低火力ポケモン相手の壁にする他、にげるコストがゼロなので、エリプリスタートできなかった場合も邪魔になりません。

 

・ストライク(ジャングル)
グライガー(neo1)
にげゼロ&ニコタマ貼って殴る組。
大抵の攻撃は一発耐えてくれるので頼りになります。

 

ヤンヤンマ
基本はベンチウォーマーですが、鋼相手にはメイン火力に早変わり。
ウツドンで毒を浴びせた後、耐性を貫通して30点を捻じ込みます。
数合わせで入れた枠ですがめちゃくちゃ強かったです。

 

ププリン(neo2)
福祉。
こいつを出さなきゃいけない相手と対面しないことを祈るばかりです。

 

・エリカのお付き
宇宙最強カードその3。
手札を山に戻しながらウツボットラインを揃えられる凄まじいサーチカード。
これのおかげで「クルミ」や「ポケモン交換おじさん」の枠を節約できます。
エリカデッキの根幹をなすカードです。

 

・プラスパワー
キーパーツなのでフル投入。
先攻ワンキルはもちろん、試合の中盤でも確定数をずらしてサイドカードを取りに行けます。
そんなに打点が高いデッキではないので、要所要所で撃ち込めると流れが良くなります。

 

・学習装置
どいつもこいつも3エネ始動なので、早めに貼っておきたいカードです。
エネルギーの総数がやや怪しいので、上手くやりくりしていきましょう。

 

・ワープポイント
マダツボミスタートしてしまったけれどワンキルセットが揃いそうというとき、これで後ろに下げることができます。
1ターン目以降でも、ダメージカウンターが乗ってないポケモンを呼んでくれば「やさしいパンチ」のデメリットを無視できます。

 

・草エネルギー
余裕がありそうに見えてかなりギリギリな枚数です。
「夜の廃品回収」「学習装置」も使い、いざというとき足りなくならないようにしましょう。

 

・無色2個エネルギー
プラスパワーと合わせて4積み。
ウツボットラインに貼ることでにげるコストを捻出できるのも地味に良いポイントです。

 

【使用感】
思ってたよりワンキルできませんでした……。
そもそもの話、先攻ワンキルを達成するには
・先攻を取る
・相手のたねポケモンが1匹のみ
・エリカのプリンがサイド落ちしていない
・特定のカード3枚を手札に揃える
これら全てを満たさないといけないので、まあ確率は低いです。

 

とはいえ、エリカのウツボット自体が非常にパワーのあるポケモンなので、正攻法で戦うだけでも十分に強力でした。
エリウツとお付きだけで飯食ってます。

 

また、ワンキルに失敗したらプリンはお荷物になるのかといえばそうでもなく。
かおりのわなでベンチをかき回し、40ダメージをばら撒く動きは侮れないものがありました。
やはり腐っても制限カードですね。

 

【採用しなかったカード】
・カツラのギャロップ
エリウツの他に考えていたサブアタッカー。
進化前後どちらもにげるコストゼロかつ、ニコタマで2ターン目から攻勢に移れるのがとても好相性。
なんですが、キングドラ相手に100割負けるのでボツになりました。

 

キングドラ(neo3)
ならこっちもキングドラを使えばいいじゃない。
こちらはギャロップラインと同じ長所を持つ上に耐久力抜群。隙のなさそうな構成です。
しかし、「ポケモンセンター」や「ドードリオ」でぐるぐる回してくるミラーマッチにやはり勝てなさそうなのでコレも不採用。

 

コラッタ(ロケット団)
ロケット団参上!
ピン差し殿堂カードに頼るデッキなら概ね採用されるコンボです。
最初は入れていたのですが、サーチカードをエリカのお付きに任せている性質上、コラッタを持ってくる手段がないことに気付きました。
わざわざ安定しないコンボを狙う必要はないと考え、不採用。

 

ポケモンの笛
枠の都合で泣く泣く抜いたカード。
とどめの一撃が欲しい場面が何度もありましたので、何かしら入れ替えたいと思います。

 

【おわりに】
図らずもなかなか強いデッキになってくれましたが、エリプリデッキとしてはまだまだ課題が残る形となってしまいました。
せっかくニコタマをふんだんに使えるルールですし、他にも相性のよさそうなカードを探してみたいですね。
お読みいただきありがとうございました。